金を得る術|川崎ファイブ

金を得る術|川崎ファイブ

2014-11-29

深夜0時、僕は必要な物を買うのに必要な分だけを握って、フラフラと歩いていた。

タバコにコーヒー牛乳。
しめて515円。

コンビニの光が見え始めた。
ここに住んでもう何年になるか。数えるだけうっとおしい。

実家を離れてから一人暮らしを始めて、遅まきながらタバコを覚えて、タバコとともにコーヒー牛乳を合わせるようになり、成人病一直線といった具合。

コンビニに入ると、若いバイト。いつから年下のバイトばかりになったか。考えるだけでうっとおしい。

買う気もないのにとりあえず雑誌を適当に物色。週刊漫画誌、パス。ゲーム雑誌、パス。ファッション誌、パス。隅にある成人コーナーの本はビニールの帯が巻かれている。

(未完)