アイデアなんて閃かないほうが良い

アイデアなんて閃かないほうが良い

2013-08-06

アイデアを閃くと憂鬱な気持ちになる事はないか。気力や行動力を奪われて困ったことは? だから誰かにそのアイデアを押しつけよう。相談の形をとってアイデアを話すんだ。でも彼らはこっちの気も知らないで親身にアドバイスをくれる。悪くすれば、逆にアイデアを押しつけてくるかもしれない。 アイデアなんて始めから捨ててしまえば困る事はない。問題は自分のアイデアに囚われないで、さらに様々な意見を取り込んでいく事だ。 膨らんだアイデアは一人では抱えきれない複雑な形や重さになる。ここまでしょうがなくやってきたがもう沢山!膨らんだアイデアに押しつぶされる前に、いらない部分を削るか、圧縮を試みよう。逃げる時はなるべく身が軽い方がいいからね。 さて、削る場合だ。 たとえ趣旨と違ったとしても、誰かの意見をそっくりそのまま削るのは良くない。あの時「それはちょっとハズしてますね」とハッキリ言わなかったからこんなに膨れてしまったんだ、今更そこだけ削るなんてできるわけないだろう?だから満遍なく均一に削るのが良い。 多少は軽くなったかな。削られたアイデアの表面ってのは粗くて痛いから、手触り良くするために磨きあげよう。これをブラッシュアップだというと、軽くするためにやったなんて思いもしないで、みんな納得してくれる。 一方、圧縮をした場合。 圧縮をするとアイデアの塊からエキスが出てくる。このエキス、かなり厄介なので早めに捨てておこう。間違っても共有してはダメ。新しいアイデア思いつかれて、大変な目に会うよ。 そうなると一番いいのは圧縮してできた絞りカスだ。形として残り、手にとって触れるから、なんかやった感じがするので、それを見せるだけで終わりにする事もできる。 こうやってアイデアをどんどんダメにしていけば、めんどくさい作業もしなくていいし、麻薬みたいな達成感を得なくてもいいし、人の評価を気にしなくて済む。 一番いいのは、何も考えないでボケーっと言われるまま淡々と物事をこなす癖を付ける事だ。決して改善点なんか思いつかないようにね。 全ての人に平穏な良きノーアイデアライフを!