見た。
映画 ノー・マンズ・ランド(2001/2014.1鑑賞) 人間讃歌的ジャケットの期待を裏切る話。ユーモラスに見えるやりとりも錆びたナイフのように心えぐる。ボスニア、セルビア、仏、独、UN戦車、報道、美人 秘書、ハイジ的風景、塹壕、地雷。複雑な歴史関係を前にして「反戦」から始めよう。
「アカデミー賞を受賞した、バルカン半島での戦争を描いた作品。全編に流れる、すばらしくバランスの取れたストーリーラインと、ぴりっと効いたブラックコメディで、ダニス・タノヴィッチ監督が戦争の悲惨さと恐ろしさを描き出す。敵陣との間にあるざんごうに取り残されたセルビア人とボスニア人の兵士。互いの正当性を譲らない二人のののりしり合う姿は、ユーモラスなやり取りとして展開される。一方、傷を負ったセルビア人兵士の体の下には地雷が仕掛けられているという現実的な設定になっている。」