深夜0時、僕は必要な物を買うのに必要な分だけを握って、フラフラと歩いていた。
タバコにコーヒー牛乳。
しめて515円。
コンビニの光が見え始めた。
ここに住んでもう何年になるか。数えるだけうっとおしい。
実家を離れてから一人暮らしを始めて、遅まきながらタバコを覚えて、タバコとともにコーヒー牛乳を合わせるようになり、成人病一直線といった具合。
コンビニに入ると、若いバイト。いつから年下のバイトばかりになったか。考えるだけでうっとおしい。
買う気もないのにとりあえず雑誌を適当に物色。週刊漫画誌、パス。ゲーム雑誌、パス。ファッション誌、パス。隅にある成人コーナーの本はビニールの帯が巻かれている。
(未完)