年を経るごとに素直に同意できない場面がある。
素直になれない原因は、年齢や性別に関する世間一般のイメージだったり、自分が他の人に見られたい個性だったりするが、本音では同意したいので自分の背中を押してくれる言葉を待っている。
この様な状態をホップ・ステップ・同意という。この状態が当てはまる例に、デートの後にファッションホテルに行くかどうかがある。会話でホップして、ムードでステップして、ホテルで同意、がわかりやすい。前置き抜きでいきなり同意する立ち幅跳びのような関係を持つ方もいらっしゃるようだが、僕には縁のない話。そんな僕が最近HSD(Hop・Step・Doui)したのはiPadだった。
ホップ。発売当初からiPadの購入を迷っていた。スマートフォンとノートPCを持っていると、その間にあたるデバイスの使用イメージが湧かなかった。しかし漠然と欲しい気持ちだけがあったので自分に言い訳ができる言葉を探しはじめる。
ステップ。探している間は何度か購入を踏みとどまらせる言葉にも出会ったが、ホップで勢いづいた状態で受ける影響は少なかった。さらに探し進めると親にプレゼントする事例に多く出会った。そうか、自分が使うのではなく親にプレゼントすればいいのか!
同意。店頭に赴き、買わないかもしれないよ〜を装いつつ、店員さんからWifi端末のプランの説明を一通りヒアリング。店頭に行った時点ですでに同意だったが、セットで買うとキャッシュバックがある点がさらに購入の意志を強化してくれた。
このようにHSDは端から見ると、ちょっと面倒くさい人になるので、今後、ホップに踏み込んでいるなと自覚したら素直に同意して楽になろうと思う次第です。