登場人物2名、上演想定約3分(約879文字)
- 医者
- 患者
診察室。患者が待っている。そこに老齢の医者がやってくる。
医者: ごめんなさいよ、遅くなってね。
患者: はい、お願いします。
医者: で、なんだっけ?
患者: おちんちんに違和感があるんです。
医者: はいはい、じゃあ診察しましょう。
医者、患者の下腹部を触ろうとする。
患者: いきなりですか!?(飛び退く)
医者: やってもらわないと。私も診断できないから。
患者: ・・・出せばいいんですか、ここで。
医者: まあまあ、とりあえず見せて。
医者、患者がずらしたズボンから下腹部を見て、飛び退いて驚く。
患者: そんなにおかしなところありますか。どうしたんですか?
医者: 何も聞かないで。
患者: いやいやいや、どこが悪いか教えてもらわないと。
医者: 簡単に言うとね、玉が干し柿みたいになっちゃって。
患者: それは今日が寒いから縮こまってるだけですよ、男は。
医者: いや、それは私もわかってますよ。百戦錬磨で触ってきたわけですから。それでも、ちっちゃいって感じですね。
患者: ちっちゃいと思ってる?
医者: 人よりちっちゃい。見たことないでしょう。梅干しの種みたいな人もいるのよ。
患者: それよりちっちゃいってことですか。
医者: あなたは干し柿だから、違うでしょ。治療としてはね、私がお手玉をするということになるので、やらせてもらって。
患者: 自分でやりますよ。
医者: いやいや、自分でやるのとは、できるものが違うから。
患者: あなたの手からできるって、どうやってんだ。できれば自分でやれれば。
医者: 自分で治したいの? やってきたんでしょ。
患者: 初めて聞きました。
医者: 自分で触ってきたの?
患者: 玉はあまりやらない。
医者: じゃあ、どこをやってきたの。
患者: ここ……大丈夫かな。いや、その、1週間に2、3回ぐらいは構ってやってきました。
医者: 1週間に?
患者: 2、3回で、適当に。
医者: 治療、しないんですか? サービスします。
患者: わかりました。お願いします。
医者、謎のポーズで下腹部に何がしかの治療を行う。
医者: はい、終わりです。
患者: 二度と来るか、こんなとこ。
患者、退場。
医者、ほくそ笑む。
医者: 今日は玉2つも、もらった。
(終)

